2021年08月21日 キハダマグロ(25Kgくらいとバラシ3回、巨大マンタの攻撃)

<誘い出し中>

8/7と8/14もキハダマグロを予約していたものの、

波浪で中止で、3週間ぶりの釣行。

 

00:00 起床

00:30 出発

04:00 港到着

04:30 出船

07:00 釣り場到着

 

出船地の紀伊長島は、

大阪から下道3時間30分でかなり近い。

ポイントは伊勢志摩と伊良湖の間のはるか沖で、

紀伊長島からはかなり遠い。

 

出船時は雨がパラパラと降りカッパを着るも、

海上では雨雲が遠望される程度で、

雨に降られることはなく曇りの釣り日和。

 

小型の船でお客さん5名で船首は混み合っているので、

ひとり船尾で広々とキャスト。

 

船長がカツオのナブラを追いつつキハダを探す。

2つ目のカツオのナブラでいつものペンシルベイトを

引いていると、水面下に潜ったところでヒット。

 

3回ほど大合わせを入れると、

8Kgくらいのドラグを引き出しながら下へ潜る。

 

垂直に30mほどリフトアップして、

あと20mほどのことろでプつっとなり、

この日のバラシ1回目。

恐らく20Kg後半~30Kg台のキハダマグロ

 

ペンペンシイラを1本釣ったところで、

遠くに見えている船団の方へ移動。

 

 

船団に近づく途中キハダのナブラがあり、

船首左方向から近づいて船首でキャスト開始。

 

天邪鬼に全く反対方向の右舷真横方向にキャストすると、

50Kgクラスのキハダマグロが20mくらいの目の前で、

水しぶきを上げ、全身を出しでバイト。

8Kgくらいに設定のドラグを引き出し

30mほどラインが出て走りが緩くなったところで、

大合わせを5回行いフッキング。

 

ドラグをさらに締め込んでリフトアップに入ったところで、

キハダが強力に走り出す。

ドラグがきつすぎて、

体が海面に引きずり込まれそうな状態で耐えていると、

20mほど出されたところで、PEラインが金属音を発し、

PEがロッド付近でラインブレーク。

ルアーがついたままの魚にも、

申し訳ないことをしてしまった。

本日バラシ2回目。

 

まず獲れそうな状態と判断し、

一気にカタをつけようと6号ラインを過信しすぎたミス。

 

<船首左舷前方のナブラ>

その後、どうみても喰うであろう激しいボイルに

船首から接近し、船首の同船者にヒット。

30分ほどかけてのシングルファイトで、

40Kgほどのキハダが上がる。

 

マグロを釣ったのは初めてとのこと。

疲労でぐったりとしながらも相当にうれしそうな様子で、

こちらもうれしくなった。

 

この日はマグロのサイズが大きい目で、

先のラインブレークもあり、

PEライン8号、リーダは170lb、

私にしては大きい目のドラドスライダー18Fに変更。

ドラグも9Kgほどの強い目にセット。

 

<全身を出したキハダマグロ

船首~右舷前方のナブラにつけた際、

天邪鬼に少し離れた右舷後方にキャストして誘い出していると、

またもあと20mほどの近距離で、

50Kgクラスのキハダマグロ全身を出してバイト。

船長が目の前で出た大型のキハダのバイトを見て絶叫。

 

30mほどラインが出されたのち、

ラインが止まっていないが遅くなったタイミングで、

8号ラインのため全身で渾身のフッキングを5回し、

完全にフッキング決まる。

 

このときラインは50mほど。

ギンバルにロッドを立て、

今度こそ獲れると気合をいれて、

少しドラグを強めて強引に10mほどリフトアップ。

 

その時、船尾の方から大きなマンタが、

水面を泳いでくるのが視界に入る。

 

まずいと思った次の瞬間、

ちょうどマンタのでっぱりの中間にラインが入る。

直後、マンタが驚いて下方向へダッシュする。

 

ガリガリとラインこすれる感触の中、

ズルズルとなすすべもなく、

50mほどラインが引き出されたところで、

ゴンという感触とともに重みがなくなる。

恐らくキハダマグロとマンタが衝突したと思われる。

 

ラインブレークかと思ったが、

100mほど垂直方向のラインを回収すると、

ルアーはついており、

前後のフックにキハダの肉片がついていた。

本日バラシ3回目

 

<毛羽だったPEライン>

PE8号は100mにわたり繊維が毛羽立ち、

マンタがキハダを引きずりながら、

ラインをこすっていった跡が残っていた。

 

ラインも太く、フッキングも完ぺきな手ごたえで、

獲れると確信した中、

マンタに引きずられて体力を消耗し、

がっくりと崩れ落ちて、

しばらく座り込んでしまった。

 

PE8号は1セットしかなく、その後は6号ラインとなった。

その後、同線者が1回ヒットしバラシたのみで、

キハダマグロのボイルが低調となった。

 

この日は大雨による陸側の茶色の海水と

黒潮の黒っぽい海水がはっきりと分かる、

珍しい潮目ができていて、

キハダマグロは潮目の外側の黒潮側でボイルしていた。

 

その後、茶色の陸側でトリヤマが発生。

クジラ付きのカタクチイワシの群れであったが、

水しぶきが小さくカツオ・ペンペンシイラの様子。

誘い出していると、

大型のペンシルやポッパーの同船者にはヒットなく、

自分にのみペンペンが3本釣れた。

 

更にその後、

潮目から陸側に50mほど入ったところで広範囲に

キハダマグロの単発ナブラが発生。

単発ボイルのため、トリヤマの濃いところを追いかけて

移動して4回目、周囲360度に単発のボイルが発生。

かなり釣れそうな状態でキャストしていると、

船長が前方へ移動するとのアナウンスし船が少し前進。

 

後方にキャストしていたローデット140Fを

誘い出しながら回収していると、

水しぶきを上げて激しくバイト。

エンジン音に負けないように、

大声で船長にヒットを伝える。

 

ヒット時、魚が走らず、重みのみであったため、

ロッドを立てて全身で5回フッキング。

 

魚は下にもぐるも、

先のラインブレークに凝りてドラグは触らず、

ポンピングを開始。

 

1回20m弱走られたのみで、

ギンバルのまま更に大きくフッキングを3回入れて、

リフトアップを続ける。

 

この日1番の小型で楽々とポンピング行っていると、

なぜかロッドのグリップエンドの黒い部分が外れ、

ギンバルが滑って安定てしなくなる。

マグロが小さいからいいやと、

ロッドを手にもってやりとりすると力が入らない。

先のマグロやマンタとのやり取りで体力が消耗し、

小型のキハダマグロにもかかわらず支えきれない。

仕方なく、少しドラグを緩める。

 

<船長がモリを構えているところ>

それでもすぐにあと10mになったはずが、

海水が濁っていて魚がまだ見えない。

ラインの色を間違えたかと思い、強引に巻き上げると、

すぐに魚が見えた。

 

<魚が小さく船長ひとりで引き上げ>

2回突っ込もうとするも、

魚体が見えて小型と確信でき、

強引に水面に浮かせると、

1回目で船長のモリが決まりランディングできた。

 

<ランディング直後>

ルアーは丸呑みされており、

キハダの歯でラインブレークしなかったのは幸いであった。

 

<魚処理中>

すぐに船長が魚をきれいに処理してくれました。

 

<記念撮影>

記念撮影しようとしましたが、

疲れていて、持ち上がりません。

 

<GOPRO失敗>

GOPROが前方向を向いていて、

釣っているとこが写ってませんでした。

声を再生すると、

感覚では2分くらいかと思っていたところ、

フッキングからランディングまで5分弱かかってました。

 

先のバラシもほとんど撮影できておらず、

身体に固定するGOPROを

もう1台追加で購入しようと思いました。

 

<ハラワタ、えら抜きで21.95Kg>

ハラワタ、えら抜きで21.95Kg。

釣った直後は25Kg弱だったと思われます。

 

<この日3バイトした殊勲ルアー>

釣った直後の撮影です。

 

<帰宅後確認>

結節も大丈夫で、フックも曲がりや伸びはなく、

推奨フックより大きい3/0の太軸にしておいて、

良かったです。

 

13:30 釣り終了

15:40 帰港

 

この日は船中5名でキハダのバイトは6回。

うち4回を得ることができたものの、

結局は小型が1本のみと、

ナブラの多い良い日に合ったものの、

反省が多すぎる1日となった。

 

船中の他の4名の方は、

最近はやりの大型のポッパーが主体。

この日はカタクチイワシがベイトで、

ダイビングペンシルの早引きに分があり、

ルアーや動かし方の違で反応が大きく違い、

良い勉強となった。

 

帰路の途中で奈良の実家に寄って魚を半分解体し、

5Kgほどのブロックを2つおいてきた。

 

帰宅後、氷不足でクーラーで翌日まで保管ができず、

夜に解体し、ブロックにして冷蔵庫に収め終わったのは、

23:30をまわっていた。

長い1日となった。